競走馬の世界で双子は珍しい。そんな中、今からちょうど30年前に良血の双子が生まれたことがあった。91年に生まれた
母テスコパールの兄弟だ。半兄は90年の
日本ダービーを制した
アイネスフウジンという良血が2頭生まれたのである。
ダービー馬の弟ということもあって、2頭は注目を集めた。馬名は「
リアルポルクス」と「
リアルカストール」。双子座の星の名に由来する名前をもらい、ちょうど30年前の94年6月にデビュー。しかし、ポ
ルクスは2戦して16着、16着、カス
トールも2戦して6着、13着と結果を出せず、早々にターフを去ることとなった。
その後、良血の双子が走ったことはない。そんな双子がダービー馬の弟、本当に珍しい出来事だった。