今週から本格的な夏競馬に突入。関東圏は春の東京開催が幕を閉じ、舞台を福島に移す。開幕週は土日で計4鞍のメイクデビューが組まれている。また、函館開催では芝1800mの番組がスタート。こちらも注目だ。
【6月29日(土) 福島芝1200m】
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ポッドロワール(牡、父
レイデオロ、
母レディヴァルール、美浦・
畠山吉宏厩舎)
4月の
JRAブリーズアップセールに上場され、取引価格は2200万円(税込み)。母は米G1・アメリカン
オークス3着の戦歴がある。「スピードに乗るまでに少し時間がかかるけど、そこから長く脚を使えそう。仕上がり自体は順調に進んでいるし、操作性もいい。初戦から十分に動けそうな感じです」と
畠山吉宏調教師。鞍上は
M.デムーロ騎手が予定されている。
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マイネルアレス(牡、
父スクリーンヒーロー、
母リープフラウミルヒ、美浦・
相沢郁厩舎)
同厩舎に所属していた母は芝1600〜1800mで3勝を挙げ、GIII・
福島牝馬S2着など活躍した。本馬が初仔になる。「追い切りは格上の古馬と併せているぐらいだし、いい動きをしている。中距離ぐらいが良さそう。ゆかりの血統だし、初戦から期待しています」と
相沢郁調教師。鞍上は
石川裕紀人騎手が予定されている。
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ラストレガシー(牡、父
ドゥラメンテ、
母リトルモンスター、美浦・
手塚貴久厩舎)
米国産の母はダート1300〜1600mで3勝した。軽度の挫跖で東京開催中のデビューをパス。症状が落ち着いたことから調教を再開し、福島の開幕週に切り替えた。「馬っぷりはいいし、調教も動く。ただ、ゲートの出が遅いし、ちょっとジリっぽい感じもある。いいモノはあると思うので、そのあたりの課題が改善してくれば…」と
手塚貴久調教師。鞍上は
津村明秀騎手が予定されている。
【6月30日(日) 函館芝1800m】
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ゴーゴータカシ(牡、父
モーリス、
母ビップベリンダ、美浦・
武井亮厩舎)
伯父に
ウインバリアシオン(重賞2勝、GI・2着4回3着1回)がいる。「体力は十分。ひと追い毎に反応も良くなってきた。初戦から好勝負になると思います」と
武井亮調教師。鞍上は
横山武史騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)