現地時間1日、ニュージーランドのエラズリー競馬場で行われたニュージーランドダービー(3歳、新G1・芝2400m)は、D.ウォーカー騎手騎乗の
シンコウキング産駒・セラ
ゲール C'est La Guerre(セン3、新・K.マイヤーズ厩舎)が、
プリンスカープスタット Prince
Kaapstadに4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分33秒47(重)。
勝ったセラ
ゲールは
父シンコウキング、母La Magnifique(
その父カンパラ)という血統の新国産馬。昨年10月のデビューから2連勝し、今年に入っても芝1400m、芝2100m戦で2勝。古馬相手の前走・セントレジャー
トライアル(芝2100m)では2着に入っていた。通算成績8戦5勝(重賞1勝)。
父シンコウキングは
父Fairy King、
母Rose of Jericho(
その父Alleged)という血統の愛国産馬。甥に昨年の
高松宮記念(GI)を勝った
スズカフェニックスがいる。94年に美浦・
藤沢和雄厩舎からデビューし、97年高松宮杯(GI・芝1200m)など通算27戦8勝(うち海外1戦0勝、重賞1勝)の成績を残した。
引退後、98年から日本で種牡馬入りし、同年からシャトル種牡馬としてもニュージーランドへ渡る。現在は同国・パクストンパークを拠点として種牡馬生活を送っており、G1馬は03年ニュージーランド
オークス(新G1)のブ
ランブルローズ Bramble Rose、07年クイーンズランド
オークス(豪G1)の
エスキモークイーン
Eskimo Queenに続く3頭目となった。
※馬齢は南半球齢で表記