荒れる福島のハンデ重賞「第60回
七夕賞」。波乱の主役は
レッドランメルトだ。半年余の休養明けだった前走
エプソムCではブービー17着に大敗したが、ひと叩きされて気配一変。陣営のトーンも上がってきた。
520キロ前後の巨体が坂路を力強い脚取りで駆け上がる。「いい雰囲気になった。前走は力んで折り合いを欠いたが、1度使われてガス抜きもできた」と口火を切った国枝師。
七夕賞の想定出走表に目を走らせると「全く印がないじゃないか。人気にはならなくても昨年ぐらいの状態には持っていきたい」と続けた。昨年の
七夕賞は12番人気ながらスローペースを追い込んで5着。「
ディープインパクトの子でも小回りは合っている。梅雨の季節だが、いい馬場で走らせたい」。レース当日は曇りの予報。昨年同様の良馬場なら前走ブービーからの反転攻勢だ。
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