7月15日は「世界ありがとうの日」として一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されている。由来は東京の情報通信サービス企業が、世界中を感謝の気持ちでつなぐことを目的として、同社の創業記念日から決定。競馬においても「
サンキュー」と名が付く馬は数多く、この機会に活躍馬を紹介したい。
最初に取り上げるべきは
ダイナサンキュー、
サンエイサンキューの父娘だろう。
ダイナサンキューは84年生まれの
ノーザンテースト産駒。デビューから新馬、野路菊賞、デイリー杯3歳Sと無傷の3連勝。しかし、その後に故障したため、復帰することなく無念の引退となった。
そんな父の代表産駒が
サンエイサンキューである。若くから重賞戦線で活躍し、阪神3歳牝馬Sでは2着に健闘。その後クイーンC、
札幌記念、サファイヤSと3つのタイトルを獲得し、
オークスでも2着に好走した。しかし、年末の
有馬記念で骨折し、懸命な治療が施されたものの、レースから約1年10カ月の94年10月21日にこの世を去った。
最近では
サンキューユウガが代表格だ。16年生まれの
ロードカナロア産駒で、馬名の意味由来は「ありがとう+『優勝を我に』より」。4歳時には1勝クラスを
川田将雅騎手とのタッグで勝利して話題となった。
最後に
シゲル軍団に触れたい。「
シゲル」の冠名で知られた故・森中蕃オーナーは毎年、決まったテーマで名前を付けていて、04年生まれの世代は「ありがとう」シリーズだった。最も出世したのはノルウェー語に由来した
シゲルタック。
JRAでは平地で5勝、障害で1勝を挙げて1億3701万6000円を稼ぎ出し、
メイショウドトウ産駒の最高賞金獲得馬となった。ちなみに
シゲルアリガトウは新馬で3着に好走したものの、その後は低迷。12戦して未勝利に終わっている。