21年の
AJCCを制し、先月引退を発表した
アリストテレスの半弟となる
クレオメデス(牡4、栗東・
武英智厩舎)が、土曜小倉9Rの若戸大橋特別(3歳上・1勝クラス・芝2000m)で1年4カ月ぶりの実戦を迎える。
クレオメデスは父
モーリス、
母ブルーダイアモンド、母の
父ディープインパクトの血統。半兄の
アリストテレスは21年の
AJCCの勝ち馬。20年の
菊花賞では3冠目前の
コントレイルをクビ差まで追い詰める力走を見せた。遡れば曾祖母は名繁殖牝馬の
バレークイーンなので、
フサイチコンコルドや
アンライバルド、
ヴィクトリーや
リンカーンなどと同じ一族の出身となる。
ここまで2戦1勝。昨年1月の新馬(中京芝2000m)は3着に終わったが、続く未勝利(阪神芝2000m)で初勝利を挙げた。しかし、その後に長期休養を強いられたため、今回が1年4カ月ぶりのレースとなる。ブランクは大きなハンデだが、1勝クラスなら素質は上位。過去2戦で手綱を執った
松山弘平騎手も確保し、休み明けいきなりから好勝負になっても驚けない。