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【函館記念】「白毛のアイドル」ハヤヤッコが2年ぶりの重賞3勝目なるか

  • 2024年07月10日(水) 07時00分
 再び偉業にチャレンジだ。「白毛のアイドル」ハヤヤッコ(牡8、美浦・国枝栄厩舎)が函館記念(3歳上・GIII・芝2000m)で重賞3勝目を狙う。

 ハヤヤッコ父キングカメハメハ母マシュマロ、母の父クロフネの血統。祖母は白毛一族の祖として知られるシラユキヒメソダシママコチャはいとこ、メイケイエールはいとこの子どもにあたる。

 ここまで39戦6勝。2歳のデビュー当初は芝を走っていたが、4戦目からダートに切り替え、3歳時のレパードSで重賞初制覇。4歳時にブラジルC、5歳時にスレイプニルSを制するなど、ダート中距離路線で活躍した。そして6歳時に芝に再転向。2年前の函館記念で白毛馬では初となる芝ダート両方でのJRA重賞制覇を達成している。

 その後は勝利に手が届いていないが、まだまだ一線級で戦えている。3走前の中日新聞杯では58.5kgのハンデも影響したのか、13番人気の低評価だったが、後方から大外を強襲。勝ったヤマニンサルバムには届かなかったものの、3/4馬身差の2着に食い込んだ。そして前々走の金鯱賞でも後方からジワジワ伸びて4着に健闘。昨年の菊花賞を制したドゥレッツァからは僅かに0秒3差の力走だった。前走の大阪杯はさすがに相手が強く、12着に大敗したものの、GIIIなら上位争いできる力を秘めている。

 無事これ名馬というべき記録もかかる。JRAの2〜3歳の世代限定重賞勝ち馬が、8歳で再び平地重賞制覇となれば偉業。86年以降に限ればダンスインザモアフェイムゲームマカヒキに続いて4頭目となるのだ。2年前に制した一戦、当時と同じような道悪になれば、古豪健在をアピールする重賞3勝目となっても驚けない。

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