セオは上村師を背に坂路へ。3週続けて
レーウィン(3歳未勝利)とびっしり馬体を併せた。お互い一歩も引くことなく、奇麗な併せ馬。4F52秒4〜1F12秒3を刻み、併入でフィニッシュ。実戦へ向けて気合が注入された。上村師は「1週前に(CWコースで)負荷をかけ、今週は気分良く動かすイメージ。いい動きでした。付くべきところに筋肉も付いていい意味で重厚感が出てきた。成長を感じるし、ここを目標にうまく仕上がりました」と順調をアピールした。
休養前の2戦が内容のあるレースぶり。立雲峡S、前走の
都大路Sともに2番手から抜け出す正攻法の立ち回り。スカッと連勝を決めた。指揮官は「スタートも良くて控える競馬で安心して見ていられた。強い内容でした」と振り返る。昨年の
ラジオNIKKEI賞16着以来、2度目の重賞挑戦となる。「前回は疲れも残っていたし、暑さも応えた印象だった。今のところは朝晩もそれほど暑くないし、体調面に不安はない。当日まで対策を練って、いい形でレースへ向かいたい」と本番を見据えた。
舞台は小倉1800メートル。今回は小回りコースの攻略がポイントになる。「器用さがあるし、中山1800メートルで勝っているのでコース替わりの不安はない。一戦ごとに力を付けています。重賞でも楽しみですね」と期待を寄せた。先週の
函館記念(
ホウオウビスケッツ)を好位から鮮やかに決めた岩田康とのコンビ復活で重賞初制覇へ突き進む。
スポニチ