ここも迷わず逃げるのみ。
雲取賞覇者の
ブルーサン(牡3、栗東・川村禎彦厩舎)が、
レパードステークス(3歳・GIII・ダ1800m)で重賞2勝目を狙う。
ブルーサンは父
モーニン、
母グッドレインボー、母の
父ステイゴールドの血統。母は13年の
エルフィンSの3着馬。曾祖母の
ナギサは99年の京都牝馬特別の2着馬。千代田牧場を代表する名牝系の出身で、近親には活躍馬がズラリ。古くは
ニッポーテイオーや
タレンティドガール、近年では
リュウノユキナや
グレイトパールが出ている。
ここまで12戦3勝。勝ち上がりに5戦、2勝目に3戦を要したが、川村厩舎の所属馬らしく、使われながら力をつけてきた。4走前の
雲取賞で重賞初制覇。続く
羽田盃はハナを奪えず8着に大敗したが、前々走の鳳雛Sでは2着に健闘。行ければ渋太いことを改めて示した。前走の
プロキオンSは古馬相手でハイペースの逃げを強いられたため、2秒3差の14着に終わったが、ほぼ参考外といえる内容。今回は3歳馬同士の戦いとなるだけに、巻き返しが期待される。
今年で16回目を迎える
レパードSだが、重賞勝ち馬が勝てば14年の
アジアエクスプレス、15年の
クロスクリーガーに続き、9年ぶり3頭目となる。実績の違いを見せつけるような、圧巻の逃げ切りを期待したい。