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【レパードS】レモンポップなど抱える田中博厩舎の素質馬が豪快ラスト11秒6 指揮官も「これからの馬ですが、能力は高い」

スポーツ報知
  • 2024年08月01日(木) 06時30分
レパードS追い切り(7月31日・美浦トレセン)

 ダート2重賞の追い切りが31日、行われた。3歳同士の決戦、第16回レパードS・G3(4日、新潟)は、ミッキーファイトが美浦・Wコースで豪快に伸びて重賞初Vへ万全の態勢だ。

 暑さを吹き飛ばすパワフルな動きを披露した。素質馬ミッキーファイトは美浦・Wコースでベジャール(5歳オープン)との併せ馬。3馬身追走からスムーズに加速すると、直線で馬なりのまま豪快な伸び脚を発揮。6ハロン82秒8―11秒6で併入し、フィニッシュした。

 新馬戦以来の左回り、前走(ユニコーンS3着)で若干見せた力みの修正がテーマ。田中博調教師は「課題の修正にアプローチして、馬具なりシチュエーションなりを考えてやった。上手に走れているかの確認は、左回りも含めてできたかな。ハミ、メンコ(覆面)についてはギリギリまで考えたい」と細部にこだわって調整を続けている。

 ここまで3戦2勝。今回人気を集めるブルーサンを2走前に5馬身ぶっちぎった能力は疑いようがない。唯一、土がついた前走は終始、周囲を囲まれ、直線でも前が開かず消化不良。それでも外に出して、しっかり伸びた。トレーナーは「あの着順がこの馬の能力ではない」と言い切る。

 G1・Jpn1・4勝のレモンポップを筆頭に、多くの有力馬を抱える常勝厩舎。指揮官に「これからの馬ですが、能力は高い」と言わしめる逸材。勝てばジャパンダートクラシック(10月2日、大井)の優先出走権ゲット(1着のみ)だが、田中博師は「まずはここに全力投球」。夏の越後路で前走のうっぷんを晴らし、重賞初タイトルを飛躍の足がかりにする。(松末 守司)

スポーツ報知

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