過去10年の傾向から勝ち馬を探る「up to データ」。先週の
レパードSでは、推奨した11番人気の
サトノフェニックスが2着に入って高配当を演出した。今週は「第59回
関屋記念」を取り上げる。夏に強い牝馬や、前走G1組、伏兵のデータなどを深掘りしていく。
【人気】過去10年の1番人気の成績は【3・1・3・3】。昨年こそ1番人気は着外となったが、複勝率は70%で信頼度は高い。一方で2番人気は【1・1・1・7】とやや苦戦傾向にある。4番人気は昨年
アヴェラーレや21年
ロータスランドが勝利し、4勝と奮闘している。22年は12番人気
シュリが2着。6番人気以下が10回馬券に絡んでいて、伏兵馬の激走には注意したいところだ。
【前走成績】22年以外は
中京記念組が連対しているが、今年は同組が不在。前走G1組は延べ27頭が出走して2勝、2着2回、3着4回で複勝率は30%とまずまずの成績。また近2年に限れば、前走オープン特別組が馬券絡みで高配当を演出。着順別では連対馬20頭中15頭が前走4着以下で、巻き返しが目立っている。
【性齢】世代別で見ると、毎年5歳馬が馬券に絡んでいる。3歳馬は18年に
プリモシーンが勝っているが、21年は1番人気
ソングラインが3着。勝ったのは4歳馬
ロータスランドで経験豊富な古馬に分がある。性別では牝馬の成績が光っている。延べ44頭が出走し、別表のように11頭が3着以内に入り、特に18年は1〜3着を独占した。夏場に強い牝馬の台頭に注目だ。
【結論】5歳牝馬
プレサージュリフトが好走データに該当する。オープン特別の前走メイSでは2年3カ月ぶりの勝利で復活をアピール。左回りのマイル戦に限れば、22年
クイーンC制覇を含む【2・1・2・0】と複勝率は100%で、軸に最適だ。前走G1組の
パラレルヴィジョンも有力。
安田記念はメンバーレベルが一気に上がっての13着で、悲観する内容ではない。2走前にダービー卿CTを勝っているように、G3なら好勝負必至。ダートを含めて左回りで3勝している点も見逃せない。(データ班)
スポニチ