30日、福山競馬場で行われた新設重賞・ファイナル
グランプリ(混合、ダート1800m、1着賞金115万円)は、
渡辺博文騎手騎乗の2番人気
ユノフォーティーン(牡6、福山・桧山龍二郎厩舎)が、4番人気
フジノコウザンにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分56秒8(不良)。さらに4馬身差の3着に5番人気
ホワイトモンスターが入り、1番人気
コスモハードリカーは8頭立ての最下位に敗れた。
勝った
ユノフォーティーンは、
父カヅミネオン、
母レアクイーン(
その父ファストセンプウ)。全兄に04年瀬戸内賞(福山)勝ち馬
アポロセンスイ(牡7、福山・外山清彦厩舎)、叔父に98年園田
ジュニアC(園田)を勝った
ミスターオリビエがいる血統。
04年7月にデビューし、2歳時にヤングチャンピオン、全日本2歳アラブ優駿を制覇。その後も05年にキングC、鞆の浦賞、アラブ王冠を、06年に福山マイラーズC、福山
桜花賞を制した。昨年も福山マイラーズC、
ローゼンホーマ記念、福山
桜花賞を勝っており、近走も一般戦を3連勝中だった。通算成績47戦27勝(重賞11勝)。
この「ファイナル
グランプリ」は、ファン投票により出走馬を決定するアラブとサラブレッドの混合戦で、年度を締めくくり、福山最強馬を決める競走として新設。
ユノフォーティーンはファン投票2位(1位の
ナムラベンケイは不出走)に推されていた。