サ
マースプリントシリーズの5戦目であり、
スプリンターズSの前哨戦としても重要な役割を担う一戦。開催後半の馬場で施行されるため、良馬場でも1分8秒台、道悪になれば9秒台と時計が掛かる決着になりがち。
1.牝馬優勢
牡・セン馬より牝馬の方が成績が良いレース。過去10回で、牝馬の複勝率は28.8%であるのに対し、牡・セン馬は複勝率13.7%。
2.差しも決まる
過去10回で3着以内に入った延べ30頭のうち、12頭は4角7番手以下だった。対して、4角3番手以内は10頭。直線が短いコースで行われるレースにしては差しも決まる傾向にある。
3.より長い距離での実績に注目
開催後半の洋芝でスタミナも求められるため、より長い距離でも実績を残してきた馬の好走が目立つ。昨年の勝ち馬
ナムラクレアは1600mの
桜花賞で3着の実績があるし、一昨年2着の
ウインマーベルは1400mのオープン勝ちがあり、3着の
ヴァトレニはオープン入りまでの4勝が全て1500m以上だった。他にも、20年9番人気3着の
ディメンシオンはマイル重賞で好走歴があった馬で、19年2着
タワーオブロンドン、3着
リナーテ、17年の勝ち馬
エポワス、15年の勝ち馬
ウキヨノカゼなども1200mより長い距離で実績があった。
ナムラクレアは昨年が道悪でも鮮やかな差し切り勝ち。地力の違いを見せた。ここに入っても当然実績上位で、能力の衰えもない。ここは連覇が濃厚だ。