白毛のニューヒーロー誕生へ。
シュネーグロッケン(牡、栗東・清水久厩舎、
ナダル産駒)が24日の中京5R(芝1600メートル)でデビュー勝ちを目指す。近親にG1・3勝の
ソダシを筆頭に、昨年の
スプリンターズSを制した
ママコチャ、重賞6勝をマークした
メイケイエールなど次々と活躍馬を輩出している母系の出身。「注目を集める馬ですし、走れば人気になるでしょうね」と清水久調教師も期待を込めた。
初戦に向け仕上がりも上々だ。1週前は栗東・CWコースでMデムーロが騎乗し6ハロン84秒4―11秒5とラストまで力強い伸び脚。21日も坂路で55秒6―12秒3と、時計は地味だが軽快なフットワークで坂路を駆け上がった。「本数も乗ってきましたし、感触もいい。馬格があって追い切りも動けている」と目を細めたトレーナー。夏の中京の直線に白毛の
ナダル産駒が、さわやかな風を吹かせる。(戸田 和彦)
スポーツ報知