競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
さあ今週は新潟2歳Sが行われます。2歳世代2つ目の重賞ですが、マイル戦ということもあり、先々に出世した馬が数多くいる注目レース。今年はどの馬が勝つのでしょうか。個人的に楽しみなメンバーがそろったと思っており、期待が大きいです。
先週の振り返りですが、18日に札幌で行われた
クローバー賞は
ニタモノドウシ(牡、高木)がデビュー2連勝。新馬戦も後方からものすごい脚を使っていましたが、今回も最後の脚力はすさまじかったですね。2着の
ミリオンローズ(牝、萩原)もいい走りをしたと思いますが、相手が悪かった印象。もう少し距離が延びても対応できそうですし、楽しみな存在となりました。
18日の新潟芝1800mの新馬戦は
パッションリッチ(牡、久保田)が好位から抜け出して勝利。スローペースの上がり勝負となりましたが、しっかりと押し切りましたね。単勝1・3倍の1番人気だった
プリモシークエンス(牡、木村)は3着。2番人気の
チェンジオブハート(牡、田中博)は4着でしたが、どちらも変わってきそうなタイプ。次走以降に注目ですね。
17日の新潟ダート1800mの新馬戦は
ジャナドリア(牡、武井)が勝利。4着以下がバラバラのゴールとなったレースでしたが、上位がかなり強かったということでしょうか。各馬の次走にも注目しておきたいところです。
18日の新潟芝1800mの未勝利戦では
シルバーレイン(牡、萩原)がいい勝ち方を見せました。母が
ノームコアで血統的にも注目されていた馬ですが、デビュー戦とはレースぶりが一変しましたね。この内容なら上のクラスでも非常に楽しみです。
17日の札幌芝1800mの未勝利戦は母に
ショウナンパンドラを持つ
ショウナンサムデイ(牝、
奥村武)が勝利。一度使ったあとにいい変化を見せてくれました。のちに活躍する馬はこういう成長を見せてくるタイプ。今後が楽しみです。
POG取材の時から少し気になっていた
ファンダム(牡、辻、父
サートゥルナーリア、
母ファナティック)が順調に追い切りを消化しています。デビューは9月8日の中山芝1600m。どういう走りをするか注目しています。同じキャロットFの
マイスターヴェルク(牝、勢司、父
ドレフォン、
母マスターワーク)も同レースを予定しています。
ファインルージュの全妹
ハーバードスクエア(牝、木村、父
キズナ、
母パシオンルージュ)が美浦に帰厩。9月15日の中山芝1600m(牝馬限定)でのデビューを予定しています。
レガレイラの異父妹
セラドピラール(牝、稲垣、父
シュヴァルグラン、母ロカ)も帰厩済み。9月14日の中山芝2000mでのデビューを予定しています。(馬サブロー美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ