今週の日曜日は、新潟競馬場で
新潟記念(GIII)が行われます。
ここ3年の
新潟記念では二桁人気の激走が目立っており、昨年は10番人気の
インプレスが3着。22年は10番人気
カラテが優勝し、21年も12番人気の
マイネルファンロンが勝利しています。ここ3年を見ると波乱傾向にあるように思えますが、過去10年の
新潟記念では3番人気以内の馬が6勝2着4回3着3回で複勝率43.3%とまずまずの成績を残しています。
3番人気以内で馬券に絡んだのは13頭で、前走でも3番人気以内だった馬に限れば3勝2着4回3着2回で複勝率は50%と数値が上昇します。また、複勝回収率は116%と高期待値となっていますので、上位人気になりそうな馬で前走でも高い支持を集めている馬に注目して損はなさそうです。
今年の
新潟記念で人気が予想されるのは前走の
オークス(GI)で3着と好走した
ライトバック、前走の
七夕賞(GIII)で重賞初制覇を達成した
レッドラディエンス、その
七夕賞の2着馬
キングズパレス、前走
マーメイドS(GIII)で2着と結果を残している
エーデルブルーメ、新潟では4戦して複勝率100%と好相性の
セレシオンなどがいます。ここに挙げた5頭は全て前走で3番人気以内の支持を集めていましたので、レース当日も3番人気以内になるようならば注目したい馬たちと言えそうです。
はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆安定感が最大の魅力
今週の
新潟記念でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想される
エーデルブルーメでした。
週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転し
エーデルブルーメに高評価が与えられました。
前走の
マーメイドSでは重賞初挑戦ながら2着と連対し、重賞でも通用する能力があることを証明。レースでは道中中団から進み、3角過ぎから前へと進出。直線でもジリジリと差を詰めていましたし、負けはしたものの評価できる内容だったと言えるのではないでしょうか。
本馬は新馬戦で6着に敗れて以降は全て掲示板を確保しているように安定感が魅力です。特に良馬場では新馬戦を除けば11戦して3勝2着4回3着4回と複勝圏を外していません。週末の台風の影響が心配されますが、新潟はそれほど雨が降らない予報になっていますし、水はけがよく雨の影響を受けにくい新潟の馬場なら心配なさそうです。
今回は牡馬相手の重賞になりますが、実績のある牡馬とは斤量差がありますし、自身の力を出し切れれば上位に食い込む可能性は十分にありそうです。新潟外回りでも好走歴があり条件も申し分ありませんので、前走同様の走りに期待したいところです。