札幌は1日に開催最終日を迎え、
武豊がリーディングを獲得した。8月31日までに17勝を挙げ、
横山武史、
丹内祐次に6勝差をつけて最終日へ。この日は勝利がなかったが、きっちりと逃げ切った。
デビュー38年目で初めての札幌リーディングを獲得した55歳は、表彰式でのインタビューで笑みを浮かべた。
──今の気持ちは
「もちろんうれしいけど、ちょっと恥ずかしい気もします。これだけ長くフルで札幌競馬乗ったのも初めてですし、今年は怪我もなくここまで来て。若手と一緒になって競馬を盛り上げることができたのかなと思う」
──どんな風に過ごしてきたか
「長く参戦するようになって3年目くらいだけど、ようやくアウェー感もなくなってきて。日本の馬産地の北海道ということで競馬熱を感じるし、毎週毎週たくさんのお客さんが来場してくれるのを見て、それもすごく大きな励みになった。ジョッキー全員でいい競馬をやろうという気持ちで乗っていた」
――北海道での3カ月は
「もちろん気候もいいですし、個人的にもたくさんの特に若いジョッキー、関東のジョッキーとか、普段なかなか話す機会もないけど、すごくいい機会もあった。若手の頑張っている姿は我々もうれしく思うし励みになる。日本の騎手全体でレベルを上げていけているのかなと思う」
――最後に
「夏の最終日もたくさんの方に競馬を応援してもらって、最終レースのスタート前の拍手は感動的でした。来週から秋競馬ですけど、一層気を引き締めて、みんなでいいレースをやっていく。個人的にもたくさん楽しみなレース、馬が待っている。いい競馬をしていきたい」
スポニチ