7、8日の中山、中京を舞台に2歳新馬戦が計8レース行われ、日曜中山5R(芝1600m)では
サートゥルナーリア産駒の
ファンダムが1分32秒8の2歳コースレコードで快勝した。時計面は高速ターフの追い風もあったが、正攻法で人気馬を完封し、3着以下に決定的な差をつけた中身は優秀。先々まで楽しみな素質馬だ。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
ファンダム(牡、父
サートゥルナーリア、美浦・辻)
日曜中山5R・芝1600m、北村宏「気持ちに安定感があって、素晴らしいです。体力的にゆとりもあります。速い流れのなかでも落ち着いて追走できていましたし、最後もいい加速でした」(レース評価A、将来性★★★★)
トリポリタニア(牡、父
ルヴァンスレーヴ、栗東・上村)
土曜中京4R・ダート1800m、岩田望「スローだったので思い切ってまくって、馬のリズムでレースをしました。リズム良く行けた分、最後も脚を使ってくれましたし、まだ余力もありました。これから良くなってくると思います」(B、★★★★)
タイセイカレント(牡、父
モーリス、栗東・矢作)
土曜中京5R・芝1600m、西村淳「優等生ですね。言うことないです」(B、★★★★)
ゲルチュタール(牡、父
ブリックスアンドモルタル、栗東・杉山晴)
日曜中京5R・芝2000m、坂井「緩さを残すなかでしっかりと勝ち切ってくれて良かったです。伸びしろのある馬だと思う」(B、★★★★)
パンジャタワー(牡、父
タワーオブロンドン、栗東・橋口)
日曜中京4R・芝1200m、松山「少し新馬らしさを出していましたし、スタートも出ませんでした。枠も少頭数の内枠であまり良くないなと思っていて、後手に回る形になりましたが、そこは能力で勝ち切ってくれました。着差以上に強い競馬でした。次はもっと良くなると思います」(C、★★★)
コパノヴィンセント(牡、父
コパノリッキー、美浦・上原博)
土曜中山4R・ダート1200m、佐々木「スタートはまずまず出ましたが、4番手になりそうだったので引いて逃げ馬の後ろにつけました。砂をかぶってもまれる経験ができましたし、すごくいい内容で勝てました」(C、★★)
ハードワーカー(牝、父
ノーブルミッション、美浦・竹内)
土曜中山5R・芝2000m、佐々木「駐立を心配していましたが、問題なくこなしてくれました。1角で物見をしていましたが、いい勝ち方ができたと思います。現状はこれくらいの距離が合っていますし、瞬発力もありますよ。次も落ち着いて臨めればいいですね」(C、★★)
ウインハルモニア(牝、父
サンダースノー、美浦・和田雄)
日曜中山3R・ダート1800m、黛「ケイコの感触が良かったですし、ゲートも速かったです。1角で内に入れたかったのですが、大外枠なので3番手で前を見ながら運びました。3、4角で外々を回るのは厳しいと思って、そこから内に入れたら砂を嫌がりましたが、すぐに慣れてしっかり反応してくれました。砂をかぶる経験もできましたし、いい勝ち方ができたと思います」(C、★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)
提供:デイリースポーツ