9月14〜16日の3日間開催、中山では計6鞍のメイクデビューが行われた。前週の当欄で取り上げた5頭のうち、
レイユール、
レーヴブリリアント、
ブラウンラチェットの3頭がデビュー勝ち。
ベストシーンもクビ差2着と好走した(もう1頭の
ルージュナリッシュは脚元の腫れで放牧へ)。今週は通常どおりの土日開催で計4鞍の番組が組まれている。活躍馬の産駒など血統馬が揃っており、どの馬が勝ち上がるのか注目だ。
【9月21日(土) 中山芝1600m】
◆
サマースピリット(牝、父Invincible Spirit、
母ミッドサマーフェア、美浦・
国枝栄厩舎)
母は
フローラSの勝ち馬。叔母に
ターコイズSを勝ち、
ヴィクトリアマイル2着の
フィアスプライドがおり、一族からは
ソフトフルート(
秋華賞3着)や
パワーホール(
札幌2歳S2着)などの活躍馬が出ている。「血統的にもスピードがありそう。仕上がりも良さそうだし、まずはマイルぐらいの距離がいいと思う」と
国枝栄調教師。鞍上は
三浦皇成騎手が予定されている。
【9月22日(日) 中山芝1800m】
◆
スペードギニー(牡、父
リオンディーズ、
母ローズノーブル、美浦・
武井亮厩舎)
半兄に
ジュビリーヘッド(函館ス
プリントS2着=2回)、叔父に
アジュールローズ(
プリンシパルS)や
シュヴァリエローズ(
目黒記念2着)がいる。「体力はあります。ゲートの出が遅いのと折り合いの難しさが課題。まだ幼いけど、うまくコントロールできれば…」と
武井亮調教師。鞍上は
C.ルメール騎手が予定されている。
◆
ピックデムッシュ(牡、父
レイデオロ、
母サンティール、美浦・
鹿戸雄一厩舎)
伯母に
サンソヴール(
愛知杯2着)、いとこに
クールミラボー(
きさらぎ賞3着)がいる。「ゲート試験の合格後に放牧を挟み、ずいぶんと馬が良くなって戻ってきた。ヤル気が出てきたし、追い切りでも手応え良く動けている。いいところがありそうです」と
鹿戸雄一調教師。鞍上は未定。
◆
ルックフォラスター(牝、父
エピファネイア、
母サウンドオブハート、美浦・
国枝栄厩舎)
母は
阪神牝馬Sを勝ち、阪神JF3着など活躍した。叔母に
カフェブリリアント(
阪神牝馬S)がいる。「気性は素直。追い切りは時計的にも十分に動けています」と
国枝栄調教師。鞍上は
三浦皇成騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)