10月2日(水)に
大井競馬場(2000m)で行われる
ジャパンダートクラシック(JpnI)。その選定馬16頭がが9月17日に発表されているが、その中でも有力馬として注目される
ラムジェット(栗東・
佐々木晶三厩舎)。今朝19日はレースに向けた追い切りを行っている。
三浦皇成騎手が栗東へ駆け付け、1回目のハローが終了してしばらく時間が経ったCWで併せ馬。正面から入場して、先行する
キーパフォーマーを追走する形だったが、2コーナーから向正面に入るところでジョッキーが軽く促して加速すると、あっさりと前との差を詰めていく。反応が良くて、少し抑えるようなシーンもあったが、だからといって折り合いを欠くようなところはない。
3コーナーから4コーナーでは外を回っていくが、ここでの脚色も上々。とにかく楽な手応えで最後の直線に向き、軽く促す程度できっちりを捕まえて先着でのゴール。見た目にはすごくゆったり走っているように見える。
それでいて、時計は6F81.7~5F67.6~4F53.1~3F38.0~2F23.5~1F11.5秒。とても11.5秒が出ているようなスピードには見えないところがこの馬の凄いところ。道中の反応の良さも前走の追い切り時とは比較にならないくらい向上しており、まずは同世代の頂点を極めて、その先へ、と期待したくなる。
(取材・文:井内利彰)