スマートフォン版へ

スプリンターズSに外国馬“2頭”参戦時は馬券内率100%!? 過去3回を振り返る

  • 2024年09月27日(金) 17時00分
 これまでに多くの外国馬が参戦しているスプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)だが、カク外にまつわるジンクスがあることをご存じだろうか。実は外国馬の参戦が2頭だった95年、05年、10年に限ると、いずれも1頭は馬券圏内に入っているのだ。今年はビクターザウィナームゲンの2頭が参戦予定とあって、期待は高まる。というわけで、ここでは95年、05年、10年の3回を振り返る。

 まずは95年だ。この年はソーファクチュアルワイルドゾーンが参戦した。とりわけ注目を集めたのはUAEのソーファクチュアルだった。英G1のナンソープSを制しての参戦。O.ペリエ騎手が騎乗することも影響したのか、ヒシアケボノビコーペガサスに次ぐ3番人気の支持を集めた。レースは先団でのスムーズな立ち回りから脚を使ったが、上位人気2頭に伸び負けて3着。敗れはしたが、欧州のトップスプリンターの底力を感じさせる走りだった。

 続く05年には外国馬初のスプリンターズ制覇が成し遂げられた。勝ったのは「香港最強スプリンター」のサイレントウィットネスだ。春の安田記念(3着)に続く2戦連続での日本遠征で、単勝2.0倍の1番人気に推された。レースは好位で手応え良く運び、直線に向いて先頭へ。2年前の覇者のデュランダルが追い込んできたものの、最後まで危なげなし。これを1馬身1/4抑え、悠々と先頭でゴールを駆け抜けた。ちなみにもう1頭のケープオブグッドホープは11着。豪英でGI勝ちの力を発揮できずに終わっている。

 最後は10年だ。この年は香港からグリーンバーディーウルトラファンタジーの2頭が参戦。直前のセントウルSで2着だったグリーンバーディーが1番人気を集めたが、まさかの10着に敗退。一方、実績で見劣って10番人気の低評価だったウルトラファンタジーが鮮やかな逃げ切りを収めた。鞍上のH.ライ騎手と共にGI初制覇。8歳での平地GI勝利はカンパニーと並ぶ最高齢タイ。また、馬主、調教師、騎手がいずれも香港人の馬が香港以外のビッグレースを勝利したのは史上初の快挙だった。

 今年のスプリンターズSではどんなドラマが待っているのか。そしてジンクス通り、香港馬が馬券圏内に食い込むのか。2頭の走りから目が離せない。

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す