JRA通年騎手免許試験の第1次試験が25日、千葉県白井市の競馬学校で行われ、フランス人女性騎手の
ミカエル・ミシェル(29)が昨年に続き、3度目の受験を終えた。
昨年は「出来は60%くらい」と暗い表情だったミシェルだが、今年は自信のにじむ笑顔で「これまでは時間がなくなって答えられない問題もあったけど、今年はほとんど答えられました。昨年よりできたと思います」と振り返った。
WASJで来日した19年はフランス語しか話せなかったが、ここ数年は米国、豪州に拠点を置き、
JRA筆記試験で用いられる英語をマスター。同時に日本語も猛勉強中で「一番好きな日本語は“どいて!”。レース中に進路を見つけるのに大切な日本語です(笑い)。
JRAの免許に合格するために全てを捧げてきた。大好きな日本の競馬で騎乗できるよう、いい結果が出ることを祈っています」と語った。
1次試験が合格となれば、来年1月29日に行われる日本語での口述試験を含む2次試験に挑むことになる。
また、今年は
JRAの試験後にNARの短期免許取得も目指す見込み。30勝を挙げた20年以来の騎乗を目標にし、実現すれば10月上旬から12月末まで川崎を拠点に騎乗することとなる。
スポニチ