「姫山
菊花賞」(26日、園田)
5番人気で船橋の
パワーブローキングが2角8番手からスパートして激戦を制し、重賞初勝利を挙げた。2着は3番人気で地元の
ミステリーボックスが3番手から馬群を割って抜け出した。1番人気を背負った地元の
キリンジは2番手から先に抜け出すも3着に敗れた。
JRAのオープンクラスから転入4戦目で、
パワーブローキングが重賞初制覇を成し遂げた。「輸送は慣れているし、距離短縮がプラスになったのかな」と佐藤裕師。古巣で4勝、昨年の
アンタレスS・G3で4着の底力を見せつけた。
レースは
ウインドケーヴが逃げて、
キリンジと
ミステリーボックスは2、3番手で追走。出遅れた
パワーブローキングは9番手。「前に付けたかったが、流れであの位置に。ホームストレッチからペースが上がってレースがしやすかった」と川島正。「馬のリズムを大切にして」と向正面から仕掛けると、他の馬とは加速が違った。
2走前から盛岡、金沢の重賞に遠征して12、2着。3連戦目の今回でホップ・
ステップ・ジャンプを決めた。「今後は未定。JBCは敷居が高いので、今回のような交流重賞になるかな」と佐藤裕師。まだ5歳の逸材が地方の舞台で本格化しそうだ。
提供:デイリースポーツ