秋の3歳牝馬限定戦に生まれ変わった第28回
マリーンカップ(JpnIII、ダート1800m)が26日(木)、
船橋競馬場(晴、良)で行われ、後方から追い上げた2番人気の
テンカジョウ(
JRA)が、直線で後続を5馬身突き放して優勝した。タイムは1分53秒5、
国分優作騎手の騎乗だった。
2着には中団から先に動いた4番人気の
クラヴィコード(
JRA)、地元船橋の5番人気ザオは向正面から追い上げて、4コーナーで先頭に立つ見せ場を作って3着に入った。1番人気の
アンモシエラ(
JRA)は4着、3番人気の
アンデスビエント(
JRA)は6着だった。
テンカジョウは父
サンダースノー、
母フィオレロ(母
父エンパイアメーカー)の3歳牝馬、毛色は鹿毛。通算5戦4勝、重賞初制覇。
レース後のコメント
1着
テンカジョウ(
国分優作騎手)
「能力があることは分かっていました。初のナイターや左回りだけが心配でしたが、良い走りでした。(状態は)良かったです。
ゲートが遅いので、お客さんはヒヤヒヤしているだろうなと思いながらでしたが、良いリズムで走れていて、1コーナーではハミの取り方が良かったので、あとは大事に乗って、しっかり脚を使ってくれました。
まだこれから先、もっと良くなると思っていますので、一緒にこれから活躍出来たらと思います。
(坂井)瑠星の方が(勝利騎手インタビューは)盛り上がったと思いますけど、また頑張ります。応援よろしくお願いします」
(
岡田稲男調教師)
「まだ馬に緩い感じが残っていますし、これからもっと良くなるでしょう。大きな収穫がありました。次は優先出走権を獲れたので、
JBCレディスクラシックへ向かいたいと思います。前で競ってくれたのも良かったかもしれません。3・4コーナーでもしっかりとハミを取ったように見えましたし、まだ5戦しかしていませんが、しっかり競馬を覚えてきました。距離は2000m以上あってもいいと思います」
2着
クラヴィコード(
笹川翼騎手)
「初物づくしで厳しい展開の中、必死に頑張ってくれました。良い走りをしていましたし、これからも楽しみな3歳馬だと思います」
3着 ザオ(
吉原寛人騎手)
「せっかく出て行けたので、積極的な競馬をしました。前2頭が失速気味に見えたので、(仕掛けるのが)気持ち早かったですが、力を出し切ってくれました。もうひと踏ん張りでしたね」
4着
アンモシエラ(
松永幹夫調教師)
「出たなりということで、ジョッキーにお任せしていました。しかし、休み明けという感じでしたね。ジョッキーもまだ本調子になる前かなと言っていましたし、仕方がありません。これでさらに良くなってくれれば良いですね。今後はJBC(レディスクラシック)にエントリーしようとは思っています」
(取材:米田元気、大関隼、山本直)
ラジオNIKKEI