「
マリーンカップ」(26日、船橋)
2番人気の
テンカジョウが3連勝で重賞初制覇。「第14回JBCレディスクラシック・Jpn1」(11月4日・佐賀)への優先出走権を獲得した。2着には4番人気の
クラヴィコード、3着に5番人気のザオ。序盤の逃げ争いがたたって、1番人気の
アンモシエラは4着、3番人気の
アンデスビエントは大差のしんがり負けとなった。
3歳牝馬戦線に新星誕生だ。ハイペースに乗って切れ者の
テンカジョウが、重賞初挑戦でも上がり最速の脚で抜け切った。
アンモシエラと
アンデスビエントが他馬を引き離しての逃げ争い。これをいつものように後方待機。4角手前で
アンモシエラがバテると、変わって先頭に立った地元・船橋のザオを目がけてスパート開始。ラスト200メートル過ぎで並ぶ間もなくかわし去ると、鞍上の右ステッキに応えて、最後は5馬身差の完勝だった。
これで5戦4勝。デビューからコンビを組む国分優は「能力の高いのは分かってましたが、きょうは初のナイター、左回りが心配でしたが、リズム良く走れましたね」と笑顔。自身にとっては22年の
福島記念以来となる重賞5勝目。地方交流重賞初制覇に「これからもっと良くなる馬。一緒に活躍していきたい」と決意を新たにした。
岡田師は「まだ5戦しかしてないし、緩さもあるのにね。これでもっと良くなるよ。大きな収穫だった」と目を細めた。スタートに難は残すが、これまで全て上がりは最速。この後はJBCレディスクラシックへ。「もう少し中団ぐらいで競馬ができればね。でも、それも個性だね。思い切って挑戦したい」と意気込んだ
提供:デイリースポーツ