23年ぶりの偉業なるか。GII・3勝の実績を誇る
プラダリア(牡5、栗東・
池添学厩舎)が、
京都大賞典(3歳上・GII・芝2400m)の連覇を狙う。
プラダリアは
父ディープインパクト、
母シャッセロール、母の
父クロフネの血統。母は
JRAで3勝。曾祖母の
リトルオードリーは96年に
桜花賞トライアルの4歳牝馬特別を制し、
オークスは
エアグルーヴの3着だった。
ここまで17戦4勝。3歳時に
青葉賞で重賞初制覇を果たした。その後は
日本ダービーの5着、
菊花賞の7着など善戦止まりが続いたが、昨年の
京都大賞典で久々の勝利をゲット。さらに今年の
京都記念で3つ目のタイトルを獲得している。近2戦は
大阪杯が6着、
宝塚記念が4着とGIの壁に跳ね返されているが、GIIなら間違いなく地力上位。まして3戦2勝と十八番にしている京都が舞台なら、主役といえる存在だ。
これまでに
京都大賞典を連覇した馬は、前身の
ハリウッドターフクラブ賞時代を含め、73〜74年の
タニノチカラ、89〜90年の
スーパークリーク、00〜01年の
テイエムオペラオーの3頭のみ。いずれも大舞台で結果を残した名馬だ。ぜひとも偉大な先輩に続く連覇を果たし、秋の大舞台に弾みをつけてほしい。