4日の大井競馬3Rで出走頭数2頭でレースが行われる珍事があった。このレースはデビューを迎える新馬戦で、3日前の1日に出走投票が行われ、5頭立てで成立。その後、4日の前売り開始前に(1)
ウェイトノーモアが右後肢ハ行、(3)
ミラクルメイキングが感冒で出走取消となり、さらに装鞍所で(4)
ミクニサンビームが左上腕部・左後肢管部掌内側挫創の負傷で競走除外となった。
勝ち馬投票券は単勝、馬単、馬複(前売り発売当初は3頭立てのため)三つの賭け式が発売され、馬複(2)-(5)は元返し。なお、1頭となった場合は取りやめる。
地方競馬では記録が残る1973年4月以降で初めてのこととなった。
このレースを勝利した
吉井章は「競馬になっていませんね。本来、馬は集団で走るもの。集中力がなかったですからね。能力のある馬ですが、次が本番ですね」と苦笑い。2着の
笹川翼も「お互い物見してばっかり。やはり、集団で走るものですからね。ただ、ファンの方の声援が大きく、重賞以上だったかな」と振り返った。
提供:デイリースポーツ