10月20日(日)に京都競馬場、芝3000mで行われる
菊花賞。ここに
日本ダービーを制した
ダノンデサイル(栗東・
安田翔伍厩舎)が直行のローテーションで出走を予定。今朝10日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
馬の少ない時間帯のCWへ入場。
安田翔伍調教師が騎乗した
アルトシュタットが先行して、
横山典弘騎手が騎乗した
ダノンデサイルが追走。馬場入りはゆったりとしていたが、2コーナーから向正面に入るところでは速いラップを踏むような体勢ができていて、6F通過から14秒台で流していく。
速いラップを刻みながら3コーナーから4コーナーへと入っていき、最後の直線で内から前に並びかけにいく。追いつくまでに時間を要することはなし、手応えにも余裕があった。しかし、並んでからジョッキーがステッキを抜いて強い負荷をかける。それに応えて相手を突き放し、しっかり先着してのフィニッシュとなった。
時計は6F78.1〜5F63.8〜4F49.9〜3F35.8〜2F22.5〜1F11.4秒。6F時計の78.1秒は自己ベスト。1週前追い切りの段階でCWの自己ベストをマークするという負荷のかけ方は
日本ダービーの1週前(当時の自己ベスト6F79.6秒をマーク)と同じとなる。
(取材・文:井内利彰)