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【天皇賞(秋)】母の父トウカイテイオーの7着敗退から32年… レーベンスティールがGI初制覇なるか

  • 2024年10月23日(水) 11時45分
 オールカマーを制したレーベンスティール(牡4、美浦・田中博康厩舎)が、天皇賞(秋)(3歳上・GI・芝2000m)でGI初制覇を目指す。

 レーベンスティールは父リアルスティール母トウカイライフ、母の父トウカイテイオーの血統。母の父は91年の牡馬二冠など、GIを4勝した歴史的名馬。半姉のルーチェデラヴィタは19年のコスモス賞を制している。

 ここまで10戦5勝。昨年のセントライト記念皐月賞馬のソールオリエンスを1馬身3/4抑えて重賞初制覇。鞍上のモレイラ騎手が将来性を絶賛したことも相まって、注目度が上がった。その後、香港ヴァーズはまさかの最下位8着、休み明けの新潟大賞典でも11着に大敗したが、前々走のエプソムCで2つ目のタイトルを獲得。秋初戦となった前走のオールカマーも快勝し、秋のGI戦線の有力候補に浮上した。今回は一気に相手が強くなるが、近2戦に続いてC.ルメール騎手を確保できたのは大きなプラス材料だ。

 実はレーベンスティールの血統表には、天皇賞(秋)で悔しい思いをした名馬の名前が並んでいる。父は16年に2着、17年に4着。母の父トウカイテイオーは92年に1番人気に推されたが7着。さらにその父のシンボリルドルフは85年に単勝1.8倍の1番人気に支持されながら、ギャロップダイナの大駆けに屈して2着に敗れている。

 レーベンスティールは血のジンクスを克服できるか。並み居るライバルを撃破して、悲願のビッグタイトル獲得となることを願いたい。

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