きょう11月4日(祝月)は
佐賀競馬場と
門別競馬場でJBC競走が行われる。北海道から九州まで「日本縦断のJBC」と銘打って行われる今年の“ダート競馬の祭典”は見どころ盛りだくさん。天気は門別がくもりで昼過ぎから雨、佐賀が晴れで昼過ぎから時々くもりの予報となっている。
■オープニングレースに高校生の生産馬登場
12時10分発走の佐賀1R・今年のJBCは佐賀と門別賞はダ900mの2歳戦。日本の高等学校で唯一、サラブレッドの生産をおこなっている北海道静内農業高校の生産馬
マギーズミッション(牡2、佐賀・
真島元徳厩舎)がデビュー戦を迎える。昨年のサマーセールで200万円の値がついた。所属厩舎には同高校出身の真島二也調教師補佐と
川島拓也厩務員が在籍しており、同馬のデビューに向けた調教に携わってきた。初陣の走りに注目が集まる。
■九州産馬のチャンピオン決定戦
16時発走の佐賀8Rは2024九州産
グランプリ。JBC競走の
アンダーカードして実施される重賞競走で、
地方競馬に所属する九州産馬の頂点を競う戦い。1着賞金は当地では破格の1000万円となっている。
中央競馬の障害路線で活躍した
コウユーヌレエフ、夏に
JRA交流
霧島賞を制した
ルピナステソーロあたりが中心になるか。
■砂の女王決定戦で再びラ
イバル対決
16時40分発走の佐賀9Rは
JBCレディスクラシック。昨年覇者の
アイコンテーラーと、同2着の
グランブリッジが再び激突する。今年はここまで
川崎記念、
エンプレス杯、
レディスプレリュードと3度対決して
グランブリッジがすべて先着だが、今回の結果はいかに。ほかにも
マリーンC覇者の
テンカジョウや重賞3勝の
ライオットガールなどが出走する。
■NAR
年度代表馬イグナイターの連覇なるか
17時20分発走の佐賀10Rは
JBCスプリント。昨年の短距離王者
イグナイターが今年も駒を進めてきた。前走の
東京盃は6着とよもやの敗戦を喫したが、実績豊富な1400mに戻って巻き返しを狙う。相手メンバーも強力で重賞連勝中の
チカッパ、同舞台の
サマーチャンピオンを制した
アラジンバローズ、
かしわ記念覇者の
シャマルなどが揃った。
■前走3.3秒差Vの超新星登場
17時55分発走の門別11Rは
JBC2歳優駿。注目は
タガノマカシヤのパフォーマンスだろう。新馬戦は4着に敗れるも、前走でダートに矛先転じると、後続に3.3秒差を付ける衝撃的な走りを見せた。昨年は
JRA所属馬のワンツー決着だったが、ホッカイドウ競馬所属馬の巻き返しにも期待。4戦4勝の
リコースパローなどが打倒
JRA勢に燃える。
■JBC開催のメイン競走
18時30分発走の佐賀11Rは
JBCクラシック。
日本テレビ盃で
ウシュバテソーロを破った
ウィリアムバローズ、待望のJpnI初制覇を狙う
ウィルソンテソーロ、同舞台の
佐賀記念を制した
ノットゥルノなど。地方馬では前走圧勝の
ヒロイックテイル、ホッカイドウから遠征の
シルトプレに注目したい。なお、出走予定だった
キングズソードは回避した。
■未来のスター候補集結
19時15分発走の佐賀12Rは
ネクストスター佐賀。当地所属馬で争われる2歳重賞で、1着賞金は1000万円となっている。昨年覇者
ウルトラノホシはその後、
全日本2歳優駿やダート三冠競走路線でも存在感を示した。注目は2戦2勝の
ミトノドリーム。前走の
九州ジュニアチャンピオンは5馬身差の圧勝で、再びワンサイドな走りを見せられるか。
(内容は11月3日時点)