現地時間11月2日(土)にアメリカ・
デルマー競馬場で行われるブ
リーダーズカップディスタフ(米G1・3歳上牝・ダ1800m)。ケンタッキー
オークスなど、今年はここまで6戦5勝(うちG1・4勝)を挙げるソーピードアンナ(
Thorpedo Anna、牝3、米・K.マク
ピーク厩舎)を管理するケネス・マク
ピーク調教師がインタビューに応じた。
ソーピードアンナは父ファストアンナ(
Fast Anna)、母サターブス(
Sataves)、母の父アンクルモー(
Uncle Mo)という血統。今年はここまで6戦5勝。そのうち4勝はG1と今勢いに乗る3歳牝馬だ。唯一の敗北は、牡馬を相手にしたト
ラヴァーズSで、
BCクラシックでも有力視されている
フィアースネス(
Fierceness)にアタマ差で敗れたもの。日本から7戦無敗の
オーサムリザルトと、
マーメイドS覇者の
アリスヴェリテが出走するBCディスタフでも要注目の1頭となる。
マク
ピーク師がソーピードアンナを初めて見たのは2022年のファシグ・ティプトン秋1歳セールだった。そこで一目惚れし、わずか4万ドルという価格で落札。「完璧な馬体を持っていて、ただただ『おお!』という感じでした」とマク
ピーク師は当時を振り返る。だがそのとき、ソーピードアンナが3歳牝馬チャンピオン、さらには
年度代表馬のタイトルも狙えるような馬になるとは想像もしていなかったという。
師はこれまでにも、テイクチャージレディ(
Take Charge Lady)や
スイススカイダイバー(
Swiss Skydiver)など牝馬の発掘で鋭い目を見せていることで知られている。中堅あるいは下層のマーケットで1歳馬を買い続け、優れた馬を手に入れてきた。「プレッシャーがないし、全てがプラスに働き、相馬眼を鍛えることができた」と自身で振り返る。
マク
ピーク師は、ソーピードアンナについて「彼女は本当に調教師にとって夢のような馬です。我々はとても自信を持っている」とコメント。日本からの刺客、
オーサムリザルトや
アリスヴェリテなど強豪ひしめく今回のレースだが、今勢いに乗るG1・4勝馬の戴冠に期待が高まる。