現地時間3日、米・
チャーチルダウンズ競馬場でアメリカ3冠の第1戦・第134回
ケンタッキーダービー(3歳、米G1・ダート10f)が行われ、K.デザーモ騎手騎乗の1番人気
ビッグブラウン Big Brown(牡3、米・R.デュトロウJr.厩舎)が、道中は好位の外を追走。4角で先頭に立つと直線では後続を突き放し、紅一点のエイトベルズ Eight Bellesに4.3/4馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは2分01秒82(良)。さらに3.1/2馬身差の3着にはデニスオブコーク Denis of Corkが入った。なお、2着のエイトベルズは入線後に両前脚に故障を発生し、安楽死の処置が取られている。
勝った
ビッグブラウンは、
父Boundary、母Mien(
その父Nureyev)という血統の米国産馬。07年4月のキーンランド2歳トレーニングセールにて19万ドル(約2240万円)で落札されている。昨年9月のデビュー戦(サラトガ・芝8.5f)を11.1/4馬身差で制すと、2戦目となった今年3月の
アローワンス(ガルフ
ストリームパーク・ダート8f)も12.3/4馬身差で連勝。前走のフロリダダービー(米G1)も5馬身差で圧勝しており、今回が無傷の4連勝での
ケンタッキーダービー制覇となった。通算成績4戦4勝(重賞2勝)。
鞍上のK.デザーモ騎手は98年リアル
クワイエット Real Quiet、00年
フサイチペガサス Fusaichi Pegasusに続くこのレース3勝目。管理するR.デュトロウJr.調教師は初勝利となった。