「マイルCS・G1」(17日、京都)
1走使った上積みがはっきり見受けられた。
府中牝馬Sを快勝してマイルCSに臨む
ブレイディヴェーグは13日、杉原(レースはルメール)を背に、美浦Wで3頭併せ。6F82秒8-37秒0-11秒6を計時して、ゴール前でぐいっと伸びて2頭に1馬身先着した。
前走に続いて最終追い切りに騎乗した鞍上は「かなり余力がありました。軸が整っていて軽さがある。前走で感じた重苦しさももうありません」。素晴らしい背中の感触にため息すら漏らした。見届けた宮田師も納得だ。「走りだしてからスムーズでしたね。満足いく動きでした」。調整は万事うまく運んでいる。
長期休養明けで半信半疑だった前走を完勝した。「11カ月ぶりでしたし、まずは無事にというところが本音でした。それで
バランスを乱さず、素晴らしい伸び脚。想像を超える素晴らしいサラブレッドですね」と師の期待も膨らむ。
課題があるとすれば「初距離」だけだろう。「トップマイラーが相手ですし、海外から強豪も来ます。改めて
チャレンジャーの気持ちで臨みます」と師は言ったが、人気を背負って受けて立つことになるはずだ。
提供:デイリースポーツ