マイルチャンピオンシップが行われる京都競馬場の天気予報には、週末にかけて傘マークが並んでいる。極端に渋ることはないだろうが、前日の雨が残って稍重〜重になる可能性はありそう。そこで道悪になった場合の注目馬を挙げたい。

　まずはソウルラッシュだ。言わずと知れた現役屈指の道悪巧者。これまで芝の稍重〜重では5戦4勝、3着1回。唯一の黒星も安田記念の3着だから凄い。GIではワンパンチ足りないが、「京都芝1600m外回り」「道悪」の二大得意条件が揃えば、悲願成就となっていい。

　もう1頭は英国のチャリン(Charyn)だ。欧州馬だから重い馬場が得意…という単純な理由ではない。ダークエンジェル(Dark Angel)産駒はJRAの芝の稍重で【3-3-2-18】の勝率12%、複勝率31％、重なら【2-1-3-3】の勝率22%、複勝率67％の超好成績。振り返れば同産駒のマッドクールの高松宮記念制覇も重だった。良でも侮れないが、重になれば軸に据えることを考えたい。