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【ジャパンC】凱旋門賞で大敗のシンエンペラー 国内復帰戦でうっ憤を晴らすか

  • 2024年11月20日(水) 11時45分
 名馬ソットサス(Sottsass)の全弟となるシンエンペラー(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が、ジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)でGI初制覇を狙う。

 シンエンペラーは父Siyouni母Starlet's Sister、母の父Galileoという血統。全兄のソットサスは19年の仏ダービー、20年のガネー賞と凱旋門賞の勝ち馬。半姉のシスターチャーリー(Sistercharlie)はG1を7勝している。この血統が評価されて、22年のアルカナ・ドーヴィル1歳セールでは210万ユーロ(約3億円)の高値となった。

 ここまで8戦2勝。昨年の京都2歳Sで重賞初制覇。その後は王道を歩み、ホープフルS弥生賞が2着、皐月賞が5着、日本ダービーが3着と勝ち切れなかったが、世代トップレベルの力を示してきた。そして秋は欧州遠征へ。愛G1・愛チャンピオンSではエコノミクス(Economics)、オーギュストロダン(Auguste Rodin)に続く僅差の3着に健闘した。前走の仏G1・凱旋門賞では12着に大敗したが、日本では考えられないような道悪が堪えたもの。力を出し切れたわけではないので、参考外でいいだろう。

 今回は現役最強のドウデュース、同世代で牝馬二冠を制したチェルヴィニアとの初対決、さらには愛チャンピオンSで先着を許したオーギュストロダンとの再戦となる。国内外の並みいる強豪を打ち負かし、初のビッグタイトル獲得へ。世代交代を告げる劇的Vを見せてほしい。

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