２３、２４日の東京、京都を舞台に２歳新馬戦が計８レース行われ、日曜京都６Ｒ（芝２０００ｍ）では名牝リスグラシューの半弟ネブラディスクが、大物感あふれるレースぶりで初陣を突破した。勝負どころで外から手応え良く位置を上げて、直線入り口では前をのみ込む勢い。楽々と３馬身突き抜けた内容に岩田望も「強い内容で勝てました」と納得の表情だった。東京のダート戦を圧勝したヘニーガイスト、リアライズカミオンも将来有望だ。

先週の新馬勝ち馬評価一覧

ネブラディスク（牡、父ドゥラメンテ、栗東・福永）

日曜京都６Ｒ・芝２０００ｍ、岩田望「注目されている馬ですし、馬の力を出そうと思って乗りました。早め先頭に立って強い内容で勝てました」（レース評価A、将来性★★★★）

ヘニーガイスト（牡、父ヘニーヒューズ、美浦・加藤征）

土曜東京４Ｒ・ダート１４００ｍ、マーカンド「身体能力が非常に高いですね。まだ精神がそれについていかない感じだけど、これから成長して良くなっていくと思いますよ」（A、★★★★）

リアライズカミオン（牡、父アメリカンファラオ、美浦・堀）

日曜東京５Ｒ・ダート１６００ｍ、ムーア「レース前から落ち着きがあり、プロフェッショナルな馬だと感じました。初めての競馬だった分、若さを見せるところもたくさんがあったが、こちらの指示にしっかり反応してくれた。使いながら成長して良くなると思います」（B、★★★★）

グーテンベルク（牡、父リアルスティール、美浦・金成）

土曜東京５Ｒ・芝１６００ｍ、戸崎圭「追い切りでいい動きをしていたので、楽しみにしていました。レースではまだふらふら走っていましたが、背中の良さとポテンシャルの高さで勝ってくれました。これからさらに良くなると思います」（B、★★★）

ワイルデンウーリー（牝、父ベルナルディーニ、栗東・大久保）

土曜京都５Ｒ・芝１６００ｍ、松山「すごく素直でコントロールが利きますし、指示に従順です。返し馬で芝の感触も良かったので十分やれると思いました。勝負どころから早めに動きましたが、しっかりと押し切ってくれて強い競馬だったと思います」（B、★★★）

ジュタ（牡、父ドゥラメンテ、栗東・矢作）

日曜東京６Ｒ・芝１８００ｍ、坂井「乗り味が良く、普段からいい調教ができていて操縦性は良かったです。道中の走りも良く、しまいもしっかりしていい内容でした。これから良くなると思います」（B、★★★）

スマートシーカー（牡、父シニスターミニスター、栗東・吉村）

土曜京都６Ｒ・ダート１８００ｍ、西塚「まだ未熟な馬ですが、よく勝ち切ってくれました。ポテンシャルの高さを見せてくれましたし、これからに期待です」（C、★★★）

セボンサデッセ（牡、父ルヴァンスレーヴ、栗東・橋口）

日曜京都４Ｒ・ダート１４００ｍ、幸「ケイコの時がいい雰囲気でしたし、返し馬の雰囲気も良かったです。能力の高い馬だと思います。強かったです」（C、★★★）

（レース評価は馬サブロースタッフによるＳ、Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの５段階。将来性評価は★５が最高）

提供：デイリースポーツ