自己条件なら負けられない。超良血のサフィラ(牝3、栗東・池添学厩舎)が、土曜京都12Rの3歳以上2勝クラス(芝1800m)で1年2カ月ぶりの勝利を狙う。

　サフィラは父ハーツクライ、母サロミナ、母の父Lomitasの血統。母は12年の独オークス馬。全兄のサリオスは19年の朝日杯FSなど重賞4勝を挙げて、昨年から種牡馬になっている。また、半姉のサラキアは20年に府中牝馬Sを制し、有馬記念で2着。同じくサリエラも22年のローズSと今年のダイヤモンドSで2着になるなど、重賞戦線で活躍している。

　ここまで7戦1勝。昨年のアルテミスSでは2着の実績がある。その後は阪神JFが4着、クイーンCが9着、オークスが13着、ローズSが11着と低迷しているが、血統的に早熟とは考えづらい。近5戦は全て重賞だったが、今回は自己条件戦なので相手関係は楽になった。鞍上に頼れるC.デムーロ騎手を迎え、今度こそ白星をつかみ取ってみせる。