JRAは11月28日、調整ルーム内で通信機器(スマートフォン)の使用が判明していた
小林勝太騎手=美浦・
小野次郎厩舎=の裁定委員会が同日行われ、10月8日から来年10月7日まで12か月の騎乗停止の処分が下されたことを受けて開いた会見で、一連の”スマホ問題”への再発防止策として新たな方法で対処する方針を明かした。
3点の具体的な防止策として、まずはトレセン内の調整ルーム入室時に全騎手に対して手荷物検査を実施。節内移動をする騎手や、レース当日にトレセンから競馬場へ移動する騎手に対して、スマートフォン履歴の検査。最後に調整ルーム居室内の検査を行う。居室内の検査は抜き打ちで行うため具体的な方法や頻度は公表しない。また検査には金属探知機など機器の導入も考えているとして現在は機器の選定、購入手続きを進めており、来月以降すみやかに再発防止策を行えるように準備を進めている。また、女性騎手も抜き打ち調査の対象になるが、男性職員が行う場合もあるので、しかるべき対応で配慮した対応になるという見解を示した。
それぞれの対策を講じた場合に、協力してもらう意思確認を各騎手に行い、承認をもらっていることも明かされた。
スポーツ報知