引退競走馬たちによる馬術大会「RRC(Retired Racehorse Cup・引退競走馬杯)」のファイナル最終日が1日、東京都世田谷区の
JRA馬事公苑で開催された。大会には18年
有馬記念覇者の
ブラストワンピースや19年の
京都記念など重賞2勝を挙げた
ダンビュライト、19年の
毎日杯を制した
ランスオブプラーナなどが登場し、人馬一体となった熱戦を繰り広げた。
RRCは2018年にスタート。乗馬・馬術競技は従来から引退競走馬の活躍の場であったが、世間への認知度は低かった。そこでなじみ深い競走馬の引退後の活躍を、より広く紹介することの一環として競技会を行っている。競走馬として実績を残した馬たちが大会に参加することもあり、多くのファンが詰めかけ戦いを見守っていた。
馬場馬術に登場した
ブラストワンピースは、昨年の11位からジャンプアップして7位。昨年に引き続き手綱をとった加藤諒選手(ノーザンホースパーク)は「悔しいところはあるが、あの大声援の中、馬はよくやってくれた」と感想を話し、今後に向けては「確実にレベルアップしている。もっとカッコいい
ブラストワンピースを見せたいです」と力を込めた。
同じく馬場馬術に挑んだ
ランスオブプラーナは16位。障害馬術に出場した
ダンビュライト、名牝
シーザリオの仔である
グローブシアターは上位を決める
ジャンプオフには進めなかった。優勝は総合馬術が
ヒロノタイリク、馬場馬術は
エイムアンドエンド、障害馬術は
ルコリエがそれぞれ制した。