天皇賞(秋)で13着だった
リバティアイランド(牝4、栗東・
中内田充正厩舎)が、
香港カップ(3歳上・GI・芝2000m)で海外G1初制覇を狙う。
リバティアイランドは父
ドゥラメンテ、
母ヤンキーローズ、母の父
All Americanの血統。母は豪G1を2勝した名牝。半妹の
マディソンガールは先週の京都でデビュー戦を快勝している。
ここまで9戦5勝。2歳時に阪神JFを制覇、3歳時には
桜花賞、
オークス、
秋華賞を制し、史上7頭目の三冠牝馬となった。さらに
ジャパンCでは
イクイノックスの2着に健闘。古馬となって更なる活躍が期待されたものの、始動戦の
ドバイシーマクラシックは3着死守が精いっぱいだった。その後、種子骨靭帯に軽度の炎症が確認されたため、春後半は全休。復帰戦となった前走の
天皇賞(秋)は1番人気に支持されたものの、直線で息切れして初の2桁着順となる13着に沈んだ。迎える今回は復活を期す一戦となる。
これまでに牝馬三冠を達成した馬は7頭いるが、後に牡馬相手にGIを勝ったのは
ジェンティルドンナと
アーモンドアイの2頭だけ。復活を果たし、偉大な先輩に続くことができるか、その走りに要注目となる。