マイルCSを制した
ソウルラッシュ(牡6、栗東・
池江泰寿厩舎)が、
香港マイル(3歳上・GI・芝1600m)でGI連勝を狙う。
ソウルラッシュは父
ルーラーシップ、
母エターナルブーケ、母の
父マンハッタンカフェの血統。半弟の
ディオは今年の
東風Sを制し、
関屋記念で2着。伯父の
ヒラボクディープは13年の
青葉賞を制している。
ここまで22戦8勝。22年の
マイラーズCで重賞初制覇。その後も昨年の
京成杯AH、今年の
マイラーズCを制したが、GIでは
マイルCSが22年4着、23年2着、
香港マイルが23年4着、
安田記念が24年3着など、惜敗が続いた。しかし、7回目のGIチャレンジとなった前走の
マイルCSで遂にGIウイナーの仲間入り。息の長い活躍ぶりは、同じく
ルーラーシップ産駒、
下河辺牧場生産、石川達絵オーナーの
キセキと共通するものがある。
今回は昨年の
香港マイルに続き、2年連続2回目の香港遠征となる。01年の
エイシンプレストン、05年の
ハットトリック、15年の
モーリス、19年の
アドマイヤマーズに続く、日本馬として5頭目の
香港マイル制覇がかかる一戦。また、父の
ルーラーシップは12年のクイーンエリザベスII世Cの覇者だ。
来年には7歳になるので、種牡馬となる日も近いはず。ここでもう一回、大輪の花を咲かせ、第二の馬生を豊かなものとしたい。