昨年の
朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI・芝1600m)では持込馬の
ジャンタルマンタルが無敗戴冠を果たしたが、同時に父の
パレスマリスも注目を集めた。というのもレースの4日前、北海道日高町のダーレー・
ジャパン スタリオンコンプレックスが導入を発表していたからだ。そこで、その後の
パレスマリスについてチェックしたい。
パレスマリス産駒はここまで中央でデビューした7頭中6頭が勝ち上がっている。中でも先述の
ジャンタルマンタルに加え、今年の
シンザン記念を制した
ノーブルロジャー、条件戦を連勝して8日のカペラSに参戦した
インユアパレスの3頭がオープンまで出世している。
そして今年から日本で種牡馬生活を送る
パレスマリスは初年度から262頭に種付け。
ジャパン・スタッドブック・インターナショナルの発表によると、今年国内で種付けした種牡馬では最多頭数だった。交配相手には
ジャンタルマンタルの母である
インディアマントゥアナを筆頭に、
アンジュデジール、
サルサディオーネ、
ビッグリボン、
プリンセスオブシルマー、
ワントゥワンなど銘柄級がズラリ。これまでの産駒実績を考えても成功は間違いなく、来月以降に生まれてくる国内種付組のデビューは早ければ27年夏、その時を心待ちにしたい。