スマートフォン版へ

【阪神JF】22年12番人気2着馬と同じ血統構成 今秋の京都・芝コースから浮かび上がる切れ者

スポーツ報知
  • 2024年12月06日(金) 14時08分
 初の京都開催。10月から3連続開催となり、第7回となった先週11月30日、12月1日からCコース使用となったが、馬場傾向も外差しが決まるようになってきた。秋の京都開催・芝コースの脚質別成績は逃げ11勝、先行56勝、差し26勝、追い込み3勝だが、先週は逃げ0勝、先行7勝、差し3勝、追い込み0勝と重心は後ろ寄りに傾き始めている。

 秋の京都開催・芝コースの産駒別成績は〈1〉エピファネイア7勝〈2〉ロードカナロア〈3〉サトノダイヤモンド〈4〉キズナ〈5〉リオンディーズが上位種牡馬。開催別でみても第5回、第6回、第7回のすべてで上位5頭に入っている種牡馬はサトノダイヤモンドだけ。先週までリーディングサイアーランキングで32位のサトノダイヤモンドの健闘が目立つ。

 サトノダイヤモンド産駒は22年にデビューし、今年が3世代目。これまでサトノグランツが23年京都新聞杯神戸新聞杯の2勝、シンリョクカが24年新潟記念と重賞で3勝を挙げている。芝、ダート問わず1800メートル以上の距離での勝利数が多いが、今年の京王杯スプリングC3着、CBC賞2着のスズハロームといった重賞レベルの短距離馬もおり、産駒はスピードも兼ね備えている。

 今回出走するメンバーではビップデイジーが唯一のサトノダイヤモンド産駒となる。前走の紫菊賞は前半5ハロン62秒6、後半5ハロン59秒1と後半が3秒5も速い後傾ラップ。3コーナーの坂の下りから一気に加速して、ラスト3ハロンはレース上がり33秒6。11秒4―11秒2―11秒0と加速する流れを、4コーナーは3番手の外を回しながら、33秒3の脚を使って悠々と差しきった。

 京都の外回りコースを経験したこともそうだが、後傾ラップのスローな流れで上がりタイムで次位に0秒4差を付けるのは、並大抵の芸当ではない。阪神JFが決め手比べの展開となれば、差し傾向が強まった馬場傾向と合わせて、最後に脚を伸ばしてくる場面は十分考えられる。ちなみに、22年阪神JFで12番人気ながら2着に入ったシンリョクカは「父サトノダイヤモンド×母の父キングカメハメハ」の組みあわせで、ビップデイジーと同じ配合なのも心強い。(編集委員・小松 雄大)

スポーツ報知

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す