リオンディーズ産駒の
ミュージアムマイル(牡2、栗東・
高柳大輔厩舎)が、
朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI・芝1600m)で父仔制覇を狙う。
ミュージアムマイルは父
リオンディーズ、
母ミュージアムヒル、母の
父ハーツクライの血統。母は
JRAで3勝を挙げて、18年の
スイートピーSで2着。祖母の
サンタフェトレイルは同じく5勝のオープン馬。曾祖母は名繁殖牝馬の
ハッピートレイルズなので、93年の
マイルCSなど重賞6勝の
シンコウラブリイ、今年の
オークスと
秋華賞を制した
チェルヴィニア、さらには今回対戦する
アルレッキーノと同牝系となる。
ここまで3戦2勝。8月中京の新馬(芝1600m)は3着だったが、大きな出遅れが堪えたもの。決して力負けではなかった。その証拠に続く10月京都の未勝利(芝1800m)、前走の
黄菊賞と楽に2連勝。今回は新馬以来のマイル戦がカギとなるが、スタートが改善された今なら特に不安はないだろう。
前身の朝日杯3歳S時代も含め、
朝日杯FSの父仔制覇となれば史上4組目となる。今年の
天皇賞(春)を制した
テーオーロイヤルに続き、
リオンディーズ産駒としては2頭目のGIウイナーとなり、来春のクラシックの主役候補に名乗りを上げてみせる。
【
朝日杯FSの父仔制覇】
・
父マルゼンスキー(76年)…仔
ニシノスキー(82年)、仔
サクラチヨノオー(87年)
・
父グラスワンダー(97年)…仔
セイウンワンダー(08年)