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【阪神JF】ほれた女の子を追い続ける!3戦連続本命、彼女なら差し切れる!!

スポニチ
  • 2024年12月07日(土) 05時30分
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 2歳女王決定戦は好調コンビにお任せあれ。「第76回阪神ジュベナイルフィリーズ」はあす8日、今年は京都競馬場で開催される。先週スポニチ賞ステイヤーズSを◎△△で3連単25万超の特大馬券を仕留め、昨年のこのレースも馬単4350円をヒットした田村達人(32)はクリノメイにぞっこん。無敗3連勝での戴冠に熱視線を送る。一方、先週チャンピオンズCで3連単的中の出田竜祐(44)はショウナンザナドゥで3週連続G1的中を狙う。

 ほれた女の子を追い続ける。3戦連続で本命を打つ無敗馬クリノメイと出合ったのは夏の北海道出張。人懐っこい栗毛。初めて馬房で見た印象はシンプルに可愛かった。デビュー前から函館で稽古をつけていた荻野琢や亀田が口をそろえて「いい馬」と絶賛。身のこなしが柔らかく、バネを感じさせる走り。評判は高かった。

 新馬戦は好スタートを決め、3番手から押し切った。北海道で続戦するプランもあったが将来性を見込み、焦らずに間隔を取った。中山に遠征した2戦目のサフラン賞は中団インで脚を温存。4角手前で瞬時にギアを切り替え馬群の外へ。直線は力強く急坂を駆け上がり、逃げ粘った2着馬をゴール前で鼻差捉えた。新馬戦、2戦目と全く違ったスタイルで勝利。乗り手に従順で、鞍上の指示に応えられる高い身体能力を兼ね備えている。

 ここ2走、持ち前の器用さと勝負根性で札幌、中山の小回りに対応しているが、ストライドの大きさから本質的には伸び伸びと走れる広いコース向き。3角の下り坂を利用して、徐々に加速できるこの舞台はピッタリ。コース替わりはプラスに捉えている。

 前走後、元気いっぱいに検量室前に引き揚げてきた姿を見て、心肺機能の高さと同時に、自分の世界を持っていて、まだ幼さも感じた。パフォーマンスを最大限に引き出せるメンタルが最も大事。記者席でドキドキしながら見届けた4日のCWコースの最終追いは我慢が利いていた。あえて全体時計を抑え、しまいの伸びを確認。6F86秒3~1F11秒3で十分、精神面の安定と出来の良さが伝わった。

 鞍上の荻野琢はレースで初騎乗だがデビュー前の北海道からコンタクトを何度も取り、特徴は熟知している。真ん中の6枠11番をゲット。並びを見ると、1つ内は1番人気が予想されるブラウンラチェット、それを徹底マークしながら運べる。色気を持たず、ついていって直線を迎えるだけ。メイちゃんなら差し切れる。(11)から。 (田村 達人)

 ◇田村 達人(たむら・たつと)1992年(平4)11月12日生まれ、大阪市城東区出身の32歳。高校卒業後に北海道新ひだか町ケイアイファームへ。育成&生産に携わる。予想スタイルは取材の感触。阪神JFは22年リバティアイランド、昨年アスコリピチェーノと本命馬が連勝中。

《リーディング首位 好調須貝厩舎勢い》クリノメイを管理する須貝尚介師(58)は今年JRA52勝、友道師に2勝差をつけリーディング首位を走る。阪神JFは相性が良く、過去6頭を起用して12年ローブティサージュ、13年レッドリヴェールの連覇に20年ソダシを合わせて3勝。先輩の背中を追いかけ、クリノメイが2歳女王へ。好調厩舎の勢いが後押しになる。

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