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【全日本2歳優駿予想】活躍馬多く出すダート界きっての出世レース 来年のクラシック戦線に名乗りを上げるのはどの馬か

  • 2024年12月10日(火) 17時00分
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 第75回全日本2歳優駿が12月11日、川崎競馬場の1600mで2歳馬11頭(JRA5、南関東1、他地区5)で争われる。2歳ダートグレード戦で唯一のJpnIで、22年の優勝馬デルマソトガケは後にUAEダービーを勝利、23年を制したフォーエバーヤングはサウジダービー、UAEダービーを制覇し、ケンタッキーダービーで3着とワールドワイドに活躍。ダート界きっての出世レースだ。今年も全国から未来のダービー馬候補が参戦してきた。過去10年で8勝と圧倒的に優勢なのはJRA馬で、今年も強力メンバーを送り込む。

 美浦・伊藤圭三厩舎ナチュラルライズは、デビューから2戦2勝。新馬戦を6馬身差で圧勝し、休み明けの前走、カトレアSはスタート案外なうえ、やや折り合いを欠く内容だったが、直線では楽に脚を伸ばして勝利。2着と0秒1差だが、着差以上に強い競馬だった。左回りの前走で、やや外にふくれる面を見せたのは気掛かりだが、中団からの競馬もできるなど器用さも目立つ。母はデビューから2連勝と仕上がり早の血を受け継いでいるのも魅力だ。

 同じく美浦の高柳瑞樹厩舎から参戦するのはグランジョルノ。父ゴールドドリームは新種牡馬で、すでにミトノドリーム九州ジュニアチャンピオンネクストスター佐賀を制し、さらにミラクルヴォイスネクストスター門別、トサノマイヒメフォーマルハウト賞を制覇と、地方重賞で産駒が活躍している。また、母はマリーンCヴィータアレグリアという、まさに砂の申し子と言っていい血統だ。自身も札幌での新馬戦を勝ち抜けした素質を持つ。前走のJBC2歳優駿こそ2着だったが、初コースで初ナイターという厳しい条件で、スタート面に良化が見られるなぢ成長が感じられる一戦だった。2度目の地方馬場で勝ち負けに持ち込む。

 そのJBC2歳優駿を制したのは、ホッカイドウのソルジャーフィルド(川崎洋人厩舎)。同馬の父も今年の新種牡馬で、17年の全日本2歳優駿を勝ったルヴァンスレーヴだ。前走は地の利があったとはいえ、後方追走から直線半ばでエンジンが点火すると一閃。鋭く脚を伸ばしての完勝だった。一戦ごとにしまいの切れが強化されており、初の長距離遠征、初の左回りも、直線の長い川崎なら克服可能とみる。川島洋人調教師も「半マイルから動いていっても大丈夫だし、4コーナーでポジションがとれていれば」と武器である機動力を生かした作戦を立てている模様だ。

 さらに鮮やかな逃げ切りで2連勝中のホーリーグレイルが、地元・川崎を代表しての参戦。乗り替わりだが、鞍上は吉原寛人騎手内田勝義厩舎吉原寛人騎手での逃げ馬といえば、今年の川崎記念で逃走Vを決めたライトウォーリアのコンビ復活だ。「前走後も変わりなく調整できている。100mの延長ならこなせるはず」と内田勝義調教師。

 さらに、前走の兵庫ジュニアグランプリ・JpnIIを制して臨むハッピーマン平和賞の優勝馬・ウィルオレオールなど素質馬が勢揃い。勝って来年のダートクラシック戦線に名乗りを上げるのは、どの馬か。

(文:スポーツ報知記者・志賀浩子)

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みんなのコメント 1件

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  • ペンちゃんさん

    ゴールドドリームな
    めちゃ綺麗な毛色の
    グランジョルノくん☆
    めちゃ格好良かった
    ルヴァンスの仔と
    再び激突☆
    でもどっちも頑張って
    ほしい☆

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