「朝日杯FS・G1」(15日、京都)
新潟2歳S覇者の
トータルクラリティは11日、栗東CWを単走。軽快なフットワークで馬なりのまま6F85秒4-37秒6-11秒6をマークした。池添師は「先週、先々週と長めからやっているので、しまい重点でやりました。最後は気分良く走っていたと思います。体も張りがあって見た目もいい」と評価した。
前走は直線でいったんかわされたものの、そこからしぶとさを見せて盛り返した。師は「流れがそこまで速くないなかで折り合っていましたし、初戦もしっかり差し切った。気が強いことがいい方に出ていると思います」とうなずく。一瞬の切れはないものの、長くいい脚を使えることが大きな魅力だ。
久々の実戦でも不安はない。指揮官は「気の強い馬なので詰めて使ったら気が入ってカッとなると思う。間隔をあけてゆとりを持たせた方がいいんじゃないかと思います」と説明する。初戦で京都を経験していることも有利だ。
開催11週目のタフな馬場にも対応できそうだ。「馬力のある馬なので、力のいる馬場でも問題はないと思います」と師は意気込む。まだ粗削りな部分はあるが、着実に成長を遂げ、素質も高い。3連勝でG1タイトル奪取だ。
提供:デイリースポーツ