今週の日曜日は、京都競馬場で
朝日杯フューチュリティステークス(GI)が行われます。
過去10年の
朝日杯FSでは2番人気以内の馬が好成績を残しています。過去10年の
朝日杯FSで1番人気だった馬は5勝2着2回3着2回で複勝率は驚異の90%。2番人気の馬は2勝2着3回3着1回で複勝率60%となっています。
過去10年の
朝日杯FSで1番人気に支持されながら4着以下となったのは、16年
ミスエルテのみとなっています。同馬は前走で1400mに出走。ほか9頭は1600mからの参戦となっていましたので、1番人気の馬については前走の距離によって評価を変えたいところです。
また、過去10年の
朝日杯FSにおいて2番人気で馬券に絡んだのは6頭。この6頭の内、5頭が前走で1番人気の支持を集めていましたし、残る1頭は前走で重賞に出走し勝利を収めていた馬となっていました。2番人気の馬については、前走での人気やレベルの高いレースで結果を残せているかどうかは判断基準のひとつになってきそうです。
今年の
朝日杯FSでも、まずは上位人気馬の取捨選択を正確に行うことが的中を得るためには重要になってくると言えるかもしれません。
はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆無敗でのGI制覇に人工知能も太鼓判
今週の
朝日杯FSでAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想される
アルテヴェローチェでした。
週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転し
アルテヴェローチェに高評価が与えられました。
アルテヴェローチェはデビューから2戦2勝と負け知らず。前走は
サウジアラビアRC(GIII)に出走。好スタートを切ったものの、折り合いに専念して中団後ろに控える形を選択。直線では大外から豪快な伸び脚で前にいる馬をごぼう抜きし、2着に1馬身差をつけて快勝しています。
その前走は雨の影響で稍重と力のいる馬場での競馬。今の京都も10月から開催が続き馬場の傷みが進んでいます。スピードだけでなく
パワーも必要になってくる馬場と言えそうですし、前走で同じような特性が求められる馬場で結果を残しているのは強みと言えるはずです。
また、過去10年の
朝日杯FSでは、前走で
サウジアラビアRCに出走した馬が好成績を残しています。特に
サウジアラビアRCで勝利した馬は5頭が出走し3勝2着1回3着1回で複勝率100%と本馬の好走を後押しするデータとなっています。
この中間は古馬オープンとの併せ馬でそん色ない動きを見せていますし、GI制覇へ向けて万全の体制を整えてきた印象です。無敗での
ビッグタイトル獲得へ不安要素は感じられませんし、ここは人気に応える走りが期待できそうです。