12月14日の中山5R・2歳新馬戦(芝2000メートル=15頭立て)は、1番人気の
トリプルコーク(牡、美浦・
黒岩陽一厩舎、父
キタサンブラック)が、ゴール前で切れ味抜群の脚を使ってデビュー戦を白星で飾った。15年の
京都新聞杯を制した
サトノラーゼン、17年のチャレンジCを勝った
サトノクロニクルの半弟という血統。勝ち時計は2分1秒0(良)。
最内の1番枠からスタートを決めて、道中は6番手を追走。3コーナー過ぎから前との差を詰めていくと、直線では大外から鋭い伸び脚を見せて、2着の
ハニードレスに1馬身3/4差をつけた。
クリストフ・ルメール騎手は「道中は冷静に走ってくれた。だんだん加速していって、トップスピードになるといい脚を使ってくれた。2000メートルはぴったりだけど、もう少し(距離は)長くても大丈夫」と、素質を評価した。
黒岩調教師は「レース運びとしては上手だったと思います。先行集団につけて、最後に外に出してトップスピードにのった走りはよかった。成長途上ではありますが、いいところにいってくれる馬だと思います」と、将来性に期待を膨らませた。今後は放牧に出して、さらなる成長を促していく方向だ。
スポーツ報知