いよいよ、
グランプリウィーク。中山のメイクデビューは土日で計4鞍が組まれている。土曜日の芝1800mには各厩舎の血統馬がスタンバイ。
エフフォーリアの全妹や
ウインマリリンの半弟などがデビューを予定している。なお、日曜日の芝1600mは前週(15日の5R)に15頭の除外馬が出ており、優先権があっても抽選になる状況だ。
【12月21日(土) 中山芝1800m】
◆
ウインスティーガ(牡、父
ウインブライト、
母コスモチェーロ、美浦・
手塚貴久厩舎)
5歳上の半姉に
ウインマリリン(
香港ヴァーズの他、国内で重賞3勝)、11歳上の半兄に
ウインマーレライ(
ラジオNIKKEI賞)がいる。「まだスッと反応しないようなところがあるけど、動きのほうは悪くない。口向きの部分など工夫しながら乗っている。乗り手は背中がいいと言っているし、まだまだ良くなってきそう。長めの距離が合うと思います」と
手塚貴久調教師。鞍上は
戸崎圭太騎手が予定されている。
◆
ジョスラン(牝、父
エピファネイア、
母ケイティーズハート、美浦・
鹿戸雄一厩舎)
4歳上の全兄に
エフフォーリア(
皐月賞、
天皇賞(秋)、
有馬記念とGIを3勝)、2歳上の半姉に
ペリファーニア(
桜花賞3着)、いとこには
アドマイヤムーン(国内外GIを3勝)がいる。「牝馬で細身の体つき。もう少し幅が出てくるといいけど、性格は素直でフットワークも軽い。稽古の雰囲気はいいので、初戦から期待しています」と
鹿戸雄一調教師。鞍上は
横山武史騎手が予定されている。
◆
ワスカル(牡、父
モーリス、
母コパカティ、美浦・
森一誠厩舎)
ハービンジャー産駒の母は芝1800〜2000mで2勝。祖母の
アロマティコは
秋華賞3着、
エリザベス女王杯3着など活躍した。叔父には
皐月賞馬の
ジオグリフがいる。「
モーリスの子で馬っぷりがいいし、スピードと
パワーを兼備したタイプ。距離には融通性がありそう。追い切りの感触もいいし、初戦から動けそうです」と
森一誠調教師。鞍上はT.マーカンド騎手が予定されている。
【12月22日(日) 中山芝1600m】
◆
レガーロカリーノ(牝、父
レイデオロ、
母デアレガーロ、美浦・
菊沢隆徳厩舎)
マンハッタンカフェ産駒の母は
京都牝馬Sの勝ち馬。いとこにも重賞ウイナーの
オールアットワンス(
アイビスSD=2回)、
プレサージュリフト(
クイーンC)がいる。「小柄な牝馬だけど、走らせるとトビが大きい。折り合いもつくし、性格は真面目です」と
菊沢隆徳調教師。前週の芝1600mを抽選で除外になり、今週にスライドする予定だ。
(取材・文:竹之内元)